【ネタバレ有】映画ヒミズ感想。
『ヒミズ』観てきました。とりあえず感想ツラツラと。
ネタバレがあるので注意です。
前回書いたように原作大好きなので楽しみに行きました。
キャスト・予告を観た段階ではおおむね期待通りな感じで。
特に主演の二人は新人賞取るだけあって演技っつーかキャラクターの作り込みがはんぱない!あんっな暗いキャラクターを19歳で演じる染谷将太がまじでもう…!住田のイメージを体現していたと思う。特に印象に残ったのが、光石研演じる住田の父に何度となく『お前はほんとにいらない子だ』と言われ悔しくて突っ伏すシーン。
でも原作と比べ住田の住むボート屋の周りにたくさんのホームレス(家族のような付き合いのある)がいるという点で住田の孤独感は解消されていたかも?
二階堂ふみは、めえええええええええええええええええええええええっちゃかわいい!!まじで!まあ茶沢さん及び古谷漫画の女の子のイメージとは違うと思うが(茶沢さんなんかどっちかってーと栗山千明のイメージではある)とてもよかった。『ガマの油』の時といいなんっていうかメンヘ…いやいや天真爛漫でマイペースなふしぎちゃんの役が多い気がする。ってか茶沢さんというより完全に『ガマの油』の光って感じだった。
あたしもムカついたら呪いの石やろうかな!すぐにぽっけが石まみれになりそうだけど。
この映画、原作ではそこまでスポットが当たらなかった主人公住田の母親やヒロイン茶沢の両親に焦点が当てられています。たしか原作では住田の母親は姿すらでないかんじだったと思いますが、映画では典型的なヤンキーで中年の愛人と蒸発してしまいます。ヒロイン茶沢の母親も夫の借金からおかしくなっており、堀部圭亮演じる夫と、家族が心中するための首つり台を一生懸命作っています。
また、住田の父親を演じる光石研はほんっとにやな役だったので、帰って時効警察のDVDでもみて「光石研は本当はこんなヤなやつじゃないんだ!ゆかいなおじさんなんだ!」と思いこんで心を落ち着かせようと思いました。
(同様にビョークの『ダンサーインザダーク』を見たときにはPVなどのビョークを見て、「映画の中だけで、本当は彼女は不幸じゃないんだ!」と思いこむ作業を行った)
個人的に、原作と関係なく付けたされた設定およびシーンはほんとに蛇足のような気がしました。というのもそれ自体を映画で表現するのは構わないし今の日本にとって必要な事ではあると思いますが、今回の場合原作つきの『ヒミズ』の世界に無理やりねじこませた感がぬぐえない気もするのでした。
映画自体がまったくイメージと違う、原作と別物だったらそこまでは気にならなかったのかもしれませんが、世界観やキャスティングやお話などすっごく原作のイメージを大事にして作っているのにまったく関係のないお話しがまざってきてあれ?って違和感を抱くことに…最初の段階でどういうオチのつけかたにするかとかは決まって無かったのでしょうか?
今回の『原作にない設定』を軸としてもってくるならああいうオチの付け方にするしかなかったのかなとも。
原作の終わり方になってほしいという気持ちと、いや、でも、少しでも救いが欲しいという気持ちが同居している状態で観ていました。でも観終わった後ではやっぱどんなに暗くても原作通りの方が観終わった後もダメージで大きくていいかなと思いました。
それと今までの流れとまったく関係ないですが、エンドロールで『アクション指導:坂口拓』という文字を見かけてわくっとしました。活躍してるねえ!
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著者/訳者:古谷 実
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コミック ( 418 ページ )
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